米粉のシュー生地って、上手く作れても膨らみはするけど、小麦粉のようにきれいな丸い形に割れてくれないことが多くないでしょうか。
今回は、どうしてもキレイにふくらんだシュー生地が作りたくて、何度も試作してポイントをつかみました!
最大のポイントは、「出来上がりの生地の温度」。
温かいうちに絞って焼くことで、米粉でもキレイにふくらむシュー生地になりやすい事がわかりました^^
米粉のシュークリームは中級者~上級者向きのレシピではありますが、キレイに作れると気分も上がります♪ぜひ挑戦してみてください。
材料(8個分)
「シュー生地」
- A水 100g
- A無塩バター 45g
- A塩 ひとつまみ
- 米粉(波里さん使用) 55g
- 全卵(常温)100g~110g
「カスタード」
- B卵黄 2個
- B牛乳 400g
- Bきび砂糖 60g
- Bコーンスターチ 30g
- 無塩バター 20g
- ラム酒(なくてもよい) 6g
- バニラペースト(なくてもよい) お好みの量
「トッピング」
- 生クリーム 100g
- きび砂糖 8g
【▼使用した米粉】
作り方
【下準備】
・シュー生地用の全卵は、常温にしておく
・シュー生地用のバターは小さめの角切りにしておく
・トッピング用の生クリームを入れる絞り袋に星口金(12切#10を使用)を入れておく
・オーブンを200℃に予熱しておく
【▼使用した口金】
シュー生地を作る
①鍋にシュー生地の材料「A」を入れ、中火にかけ沸騰させる。
②火を止めてすぐに米粉を加え、木べらを使って粉けがなくなり、まとまるまで混ぜ合わせる。 再び火をつけ弱火で20秒〜30秒ほど、生地を軽く炒める。(鍋底にうすく膜が張ったらOK)
③火を止めて、生地は鍋に入れたまま、溶きほぐしておいた全卵を4〜5回に分けて少しずつ加え混ぜる。木べらですくって、ゆっくりとひと塊になって落ちるくらいの固さにする。(少し固いくらいで大丈夫です)
よくヘラに残った生地が、逆三角形になるくらいの固さを基準にされますが、それより少し固めがよいです。
④出来上がった生地を絞り袋に入れ、先端をハサミで切る。オーブンシートを敷いた天板に、間隔をあけて8等分に絞る。
⑤生地全体に霧吹きをかけ、絞った時のツノが目立つようなら、水を付けた指で押さえて形を整える。
⑥200℃のオーブンで30分焼く。 シルパンを使用した場合くっつきやすいので、焼き上がったら熱いうちに、そっと剥がしてから冷ましておく。
カスタードクリームを作る
①耐熱ボウルに「B」を入れ、600Wの電子レンジで2分加熱し、取り出したらホイッパーでよく混ぜる。これをあと2回繰り返す。
②カスタード用の無塩バターを加え、よく混ぜ合わせる。 お好みでラム酒、バニラペーストを加え混ぜる。
③清潔なバットにカスタードを流し入れ、バット全体に広げる。 密着ラップをしたら、氷水や保冷剤などで急速冷却する。 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、裏ごし器で濾しておく。
トッピングの生クリームを泡立てる
ボウルに生クリームときび砂糖を入れ、ボウルの下を氷水につける。 ハンドミキサーで9分立てくらいに、しっかり泡立てる。
仕上げ
①冷めたシュー生地の上部をナイフでスライスする。
②
濾しておいたカスタードクリームを絞り袋に入れ、先端を切り、シュー生地の中にたっぷり絞る。
③泡立てておいた生クリームを、口金を入れた絞り袋に入れ、カスタードクリームの上に1周絞る。
④
切った生地を生クリームの上にのせたら完成。 (粉糖はお好みで振ってください)
中にお好みのジャムを入れるのもおすすめです。 ピスタチオナッツやケーキピックを飾ればおしゃれに仕上がるので参考にしてください。
米粉のシュー生地は、絞る前の出来上がった生地の温度が温かくないと、キレイに割れにくいです(涙)
生地の温度、卵の分量、生地の固さを特に意識して作ってみてくださいね!
ポイント
- 生地を冷まさないよう、全卵は必ず常温にしておく
- 鍋の中で卵を少しずつ加える
- 温かいうちに、すぐ絞り袋に入れて絞る
オーブンは使用するものによって、焼成温度や時間は変わってくるので、 ご家庭のオーブンに合わせて調節してください。
もし温度が高く、焦げそうな場合は途中で180℃に温度を下げてみてください。 (オーブンは絶対に開けないでください。)
シルパンを使用すると、縦にふくらみやすいのでおすすめですが、 ない場合はオーブンシートで大丈夫です!
オーブンシートだと滑って難しいようなら、天板にうすくバターを塗って、直接絞ってもOK!
米粉のシュークリームの動画
YouTubeにも投稿しているので、動画でレシピを見たい人は参考にしてくださいね♪